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沢野ごぼうについて

能登伝統野菜 沢野ごぼう

沢野ごぼうの起源は、約300年前。沢野婆谷神社の神主が、京都よりごぼうの種を3粒取り寄せ分け与えた事がはじめといわれています。
その香りは、他に比類がないとされ、江戸時代には、各戸五本宛藩主や大谷法主に献上されるほどに。
しかし、生産量は年間4トンほどときわめて少なく、市場に出回る事は珍しい希少性の高い野菜です。

馥郁とした香りと、たくましい太さ

沢野ごぼうの特徴は、その太さと香り。
太さは、通常のごぼうの3倍にもなります。
現在では、量産化の為に作業効率のよい砂地での栽培が多いごぼう。
しかし、粘土質の沢野の土地では、ごぼうの根は、たくましく、強くのびるうちに、他にみない太いごぼうへと育ちます。
ごぼうにとって過酷な環境で育った沢野ごぼうは、馥郁とした香りをたたえます。
そして、味わいは見た目の印象とはことなり、筋がなく、ふっくらし、さくさくした歯触りと食感が魅力です。

豊かな能登の大地の味わい

2011年に、世界農業遺産に登録された能登の土地に古来から伝わる能登野菜。
その土地固有の味わいを持った野菜が注目される現代では、沢野ごぼうは、能登伝統野菜の一つとして、その香りと味わいが、地元石川県の料亭やお食事処や旅館、全国の素材にこだわった料理人の方々に注目されています。
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